中国人でもたべないもの
■中国人の食文化
「四つ足のものは机と椅子以外全て、空を飛ぶものは飛行機を除いて、何でも食べる」
というのが一般的な中国人へのイメージ。そんな中国人でも食べないものが、実はあるのだ。
■中国フグの虚々実々−フグは観賞用か
中国でも食用にしない食材が一つある。
フグ。これは猛毒でコロリとあの世逝きとなるので、中国政府が「フグは観賞用であって食料ではない」と周知徹底しているからだ。
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しかし、食品衛生が世界一うるさいと言われる日本では、特別な調理師試験に合格すればOK。高級料亭の各々の目玉はまず、「フグ刺し」ということになる。もちろん、お値段の方も特別である。
<禁を破った村民>
2004年2月27日、河南省でフグを食べた村民が中毒死した。中国の「水産品衛生管理弁法」では、猛毒を持つフグを市場に流通させることを禁止しており、違反者には厳罰が待っている。政府の禁を破ってまで食べたいという中国人の食に対する執念だが、自らを滅ぼす結果となってしまったようだ。
■中国古老の述懐
ところで、これは上海で聞いたさる古老の話。
「俺の腕で料理した河豚料理は、天下一品さ。
河豚を扱うには、まず周りの血をはがして内臓だけを取り出す。次の骨の部分を真水にさらす。このとき、血の付いた包丁で内臓に触れないこと。もし内臓に傷を付けたら、その場で全部捨てなさい。この辺りで指先が痺れてくるなぁ。指先に傷を付けてしまったら、例え完成間近であっても全部捨てないとな。
俺の場合は長年の勘で、どこに毒があるのかよく分かる。内臓でも毒のない部分があって、そこの味はホント、最高なんだ。しかし、毒を見抜けない人は例えうまく処理しても危ないよ。
まあ、俺の知っているだけでも年に3〜4人は死んでるなぁ。」
※この古老の住所、及び料理店の住所は秘密。自殺志願者などが押しかけていっては迷惑になるので、ご勘弁を。
■蠍の唐揚げ−死ぬ一歩手前?の痺れ具合−
同じ毒を持つ動物でも、こちらは珍味とされている。暖かい地方の日陰に住み、カニのような鋏を持つ。尾の先に針を持ち、そこには激しい毒がある。野生の猛毒に刺されると瞬時に命を絶たれるとか。
中国南部、及び台湾の料理店では「一品料理」として出すところがある。台湾のものは小振りで締まりがない。広州・大連などの有名店のものが美味。有名店で高価なものほど中身が充実している。
年配者でも夜中に目が覚め、興奮して鼻血が出たこともあるとか(65歳男性)。また、食べると舌が痺れてくるが、その感触がたまらないという粋人もいる。
河豚の痺れとは全く異なり、カラッとしてキツイ感じがする。
